こんにちは 倉知です。
長い梅雨が終わり、今年もいよいよ
夏本番の時期になりましたね。
8月はお盆休みがあり、帰省される方や
レジャーを楽しまれる方も多いのではないでしょうか。
ただ、つい楽しいからと身体を酷使してしまう
ことには気をつけてください。
特にお盆開けは連休中の疲れから
身体のだるさ、疲労感などの症状で
来院される方が多くなる時期です。
その中でも一番多い症状が「ぎっくり腰」
その理由として帰省時の移動距離が長く、
同じ姿勢が長時間続くことや、連休中に
掃除や重たい荷物などを持つことで、
腰に過度の負担が加わり、痛めてしまう
ことが多くなりがち。
また連休中は生活リズムを崩しやすく
普段感じないような痛み、辛さを感じ
させてしまうことも要因の一つです。
「少し体に違和感がある」と感じた時は
無理をせず、早めのケアを心がけて
どうぞご来院ください。
◎ 急性腰痛(ギックリ腰)は突然起こるのか?
ギックリ腰は英語で「魔女の一撃」と
言われるぐらい強烈な痛みが
ある日突然起こります。
しかし発症が突然なだけで、多くの場合
腰自体が限界値を超えないように
行ったり来たりを繰り返し、
いつ起きてもおかしくない状態に。
実際に当院に来院されるギックリ腰の方で
慢性的に腰の痛みを感じることなく
突然発症する人は5%ほどです。
つまり、ギックリ腰は慢性的に腰痛を
持っている方が些細なきっかけで
発症してしまうことがほとんどです。
ただしギックリ腰は、1週間もすれば
痛みはだいぶ治り、普段通りの生活を
行えるようになることが多く、
痛みが治ったからとケアを途中で
辞めてしまう方が大半です。
しかし重要なのは
『痛みがなくなる=腰痛が治った』
ではないということです。
腰痛は私たちが虫歯を予防するために
歯磨きをするのと同じように、適切な
ケアを怠ればまた再発します。
痛みを取り除くことは大切ですが、
一番重要なのは、ギックリ腰がなぜ
起きてしまったのかを明らかにして
その原因を取り除くこと。
カイロプラクティックケアでは
脊椎の歪みを検査、分析、評価し
原因に対するアプローチを行うことで
痛みを取ることだけでなく
「腰痛がなぜ起きてしまったか」
「予防していくにはどうすれば良いか」
を考え施術を行います。
ギックリ腰を何度も繰り返している方、
腰の重だるさを常に感じている方
適切なケアして、常に腰痛を気にしている
生活を卒業しませんか。
関連する記事(当院のホームページ)
腰痛に対する科学的な研究報告とカイロプラクティックの有効性
とても重要なセルフドクター
カイロプラクティックの有効性と腰痛
何回ぐらい通うと良いのか?
座り姿勢がもたらす背中への影響
姿勢の重要性、背伸びはキレイな背骨を保つ
◎来院者様の体調
昔から慢性的な腰痛は持っていたが、
半年前に人生で初めてギックリ腰を経験。
その後一度は体調が良くなっていたが、3日前に
くしゃみをした際に再び痛くなり動くのも辛い状態。
仕事は立ち仕事が中心で、中腰も多く
痛みで仕事にならない状況もあり
少しでも良くなりたいと来院される。
◎検査および所見
・ほとんど歩くのが困難
・体はどの方向に動かしても痛い
・横になっても痛く、楽な姿勢がない
来院時の状況や検査所見から、重度の
ギックリ腰であることが推察することが出来た。
患者様の状況を踏まえ、座位の状態で
腰椎の5番に対するモビリゼーションと、
神経の反射により緊張が起こってしまった
筋に対してアプローチ行った。
◎治療経過
初回の施術直後は痛みあるが、歩くのは
少し楽になる感覚があった。
翌日2回目の来院時には、昨日同様
歩くのが少し楽になる状態が続いていた為、
引き続き初回と同様の施術行った。
3回目の来院時には痛みは少し治まって
きたが、まだ動くと痛みがある状態。
今までの施術に加え、背骨に対する
アジャストメント(調整)も行った。
その後は1週間ごとの施術を行い、
1ヶ月後の来院時には、日常生活で
問題なく動けるようになっていた。
腰痛予防のためのご自宅で行える
セルフケアをお伝えするとともに
定期的な施術が必要であるとお伝えし、
今では月に1度メンテナンスで
ご来院されています。
◎担当者コメント
この方の場合、慢性的な腰痛が元々あり、
その時の体調や仕事の忙しさなどで身体が
疲れている時に、くしゃみがきっかけで
急性腰痛(ぎっくり腰)になりました。
実際、急性腰痛になる方の多くの場合で
慢性的に腰痛を持っている方が多くいます。
腰の強い痛みがなくなったからと
カイロプラクティック・ケアを
辞めてしまうのではなく、
継続的な身体のメンテナンスを
お勧めします。
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◎ 問診 (ご来院者様の体調)
1ヶ月程前に仕事中、かがんだ時に痛くなった。
それから今日まで痛みはあまり変化していない。
特に前屈や体をひねる動作で痛みが強い。
◎ 可動検査 (Range of Motion)
腰部、屈曲と伸展、右回旋にて痛みがあり、特に屈曲は痛みが強い。
股関節可動にて右側に若干の動作制限。
◎ 初診時の状態 触診
・左寛骨後方変位
・腰椎2番、3番 サブラクセーション (脊椎分節機能低下)
・胸椎から腰椎の移行部へ後湾が見受けられる。
◎ 施術 (カイロプラクティックケア)
脊椎起立筋群、腰部を中心に筋過緊張部位に対して緩和操作。
サブラクセーションに対してアジャストメント。
腰部に対する鼠蹊靭帯と股間節に対して関節モビリゼーション。
◎施術後の検査確認、ご説明
可動検査、腰部屈曲の痛み軽減。股関節の痛みも良変化あり。
患者さまも動作時の痛みが減り、動きがスムーズになったとのこと。
腰部の炎症が残っている部位に対しては、ご自宅でのアイシングを勧めました。
◎その後、現在までの経緯
2回目の施術は3日後、その後は5日後に間隔あけました。
3回目の施術を5日後に行った後は舞台の練習でも痛みを感じる
ことなく動作ができると喜んでいらっしゃいました。
現在は、腰の痛み、からだの不調はありません。
1ヶ月ごとに体調管理と予防、
舞台でのパフォーマンスアップができるように
ご来院されています。
◎来院者様の体調
もともと慢性的な腰痛があり、ぎっくり腰になりそうな感覚がある日は、
コルセットを巻いて生活をされていました。
1週間前に前屈みになった時、「ギクッ」という感覚が腰に走り、
その後強い痛みが続きました。
ご来院されたときには、1週間前よりはだいぶ痛みが落ち着いていましたが、
腰を前・後屈するときや靴下を履く動作、くしゃみなどで痛みが強く、
左右の回旋動作でも怖さがある状態でした。
◎初診時の症状
・腰椎1番、3番のズレ(サブラクセーション)による神経圧迫
・骨盤のズレ、歪みもある
◎施術
動作検査では前・後屈にて痛みが強く、右回旋をすることに怖さがありました。
マニュピレーションは痛みによって萎縮している腰部の筋肉に重点を置き、
全体の緊張を緩和しました。
サブラクセーションを取り除くアジャストメントを、瞬間的に取り除くスラストと、
緩やかに取り除くモビリゼーションの2種類に分けて行いました。
その後の動作検査にて、前屈と回旋の痛みがだいぶ減ったと感じられていました。
◎説明、アドバイス
痛みが強く、痛みの戻りも早いと考え、なるべく短い間隔で来院されることをお勧めし、
コルセットのご使用もお勧めしました。
3日後、9日後、17日後と施術を行い、
2回目と3回目には鈍痛と怖さが残っていましたが、5回目にはほぼ痛みを感じることなく
生活をされていました。
その後、2週間、1ヶ月間と徐々に施術の間隔を空けて調整を行い、
現在は痛みなく通常の生活をされています。
1週間に2回ほど水泳をされているため、腰に負担のかかりやすい平泳ぎと
バタフライは極力避けることをお勧めしました。