創始者
J.Clay.Thompson D.C PhC(1909–1995)
パーマー・カレッジ在学および教員期を通じて、ドロップ式ヘッドピース(1952年)とフルスパイン対応のドロップテーブルを開発したカイロプラクティック技術の発明家。生涯で23件の機器関連特許とヘッドピースのプロセス特許を取得。代表的製品は、現在もZenith 440 Thompson Table(Williams Healthcare Systems 製造)として継承されています。

歴史(主要年表)
・1952年
パーマー大学のホームカミング(Lyceum)で最初のドロップ式ヘッドピースを発表。ニュートンの第一法則を応用し、最小限の力で高速度のスラストを可能にする設計。
・1957年
フルスパイン対応のドロップテーブルを販売開始。以降、改良が重ねられ、世界中のカイロプラクティック現場に普及。
・1995年
Thompson 逝去。技術と教育は J. Clay Thompson Technique Foundation により保存・普及が継続されている。
テクニックの特徴
・分析とアジャストメントの一体化
うつ伏せ位で脚長差(Derifield/Thompson-Derifieldレッグチェック)を評価し、頭部回旋反応などの所見から矯正部位と順序を決定。
・ドロップテーブルを活用したHVLA(高速度・低振幅)・低フォースアジャストメント
セグメントごとにわずかに持ち上がったテーブルセクションが、スラストと同時に数ミリ落下し、衝撃を吸収しつつ矯正を補助。これにより患者の負担を軽減し、関節可動域内で正確なアジャストメントを実現。
・ファイブ・カテゴリー(Five Categories)
トンプソン技術の学習枠組みであり、歴史・サーモグラフィ・哲学・Five Categories 概説が公式認定カリキュラムに含まれる(詳細は認定講座で体系的に学ぶ)。
スラストテクニックとトンプソンテクニックの違い
・スラストテクニックとの違い
カイロプラクティックの施術を一般の方がイメージされるのが、スラストと呼ばれるテクニックです。特徴としては高速低振幅(HVLA)操作という手技であり、アジャストメントというカイロプラクティックテクニックの代表的な総称として用いられます。
トンプソンテクニックは、患者さんを伏臥位(場合によって仰臥位)にして、体の下のテーブルが1インチ(2.54cm)ドロップした際の振動が脊柱へアジャストメントとして伝わるテクニックです。
・分析プロトコル
脚長差と頭位反応を中核とする定型的な分析(Thompson-Derifield)を採用。触診・可動性検査を主体とする多くの徒手法とは異なり、レッグチェックが主指標としていることが特徴です。
・トンプソンテクニックを受けた患者さんの感覚
捻ったり、強い力で押すようなことが無いトンプソンテクニックは、ご年齢や性別に問わず多くの患者さんへ対応することが可能です。
研究・エビデンス
・レッグチェック(脚調査検査)
Derifield-Thompson脚長差検査の再現性や妥当性を検討した研究は多数あります。トンプソンテクニックから派生したテクニックやDerifield-Thompson脚長差検査を元にして作られた検査も現在までにいくつもあります。
肩こりや腰痛など、身体に不調を感じたとき、施術前に行う検査にはどのような意味があるのでしょうか。
同じ肩こりや腰痛であっても、症状の現れ方やその背景、身体の状態は一人ひとり異なります。
そのため、痛みのある部分だけを確認しても、現在の身体の状態を十分に把握できるとは限りません。
さくカイロプラクティックでは、施術前に問診やさまざまな検査を行い、身体の状態を分析・評価することを大切にしています。
今回は、なぜ施術前に検査を行うのか、そして検査結果をどのように施術につなげているのかをご紹介します。
痛みのある場所だけでなく、身体全体の状態を確認する
腰痛を例に考えてみましょう。
腰の筋肉や関節だけでなく、股関節の動きや姿勢、日常生活での身体の使い方などが、症状に関係していることもあります。
また、同じ腰痛でも、
・前かがみになると痛い
・長時間座っていると痛くなる
・朝起きたときに腰がこわばる
・歩いていると痛みが強くなる
など、症状の現れ方はさまざまです。
そのため、痛みのある場所だけでなく、どのような動作で症状が現れるのか、身体がどのように動いているのかを確認することが大切です。
身体の状態を客観的に確認するため
当院では、問診に加えて、身体の状態に応じた検査を行っています。
主な検査には、次のようなものがあります。
・姿勢や身体の動きの確認
立っている姿勢や身体の動かし方、左右の動きの違いなどを確認します。
・関節可動域の検査
首や腰、肩、股関節などが、どの程度動くのかを確認します。
・筋肉の働きの確認
筋肉の力の入り方や、特定の動作での働きを確認します。
・神経学的検査や整形外科的検査
症状に応じて、感覚や反射、筋力、特定の動作による症状の変化などを確認します。
これらの検査結果を組み合わせることで、現在の身体の状態や、日常生活で支障となっている動作などを把握していきます。

安全に施術を行うため
施術前の検査には、身体の状態を把握するだけでなく、安全性を確認するという重要な役割もあります。
肩こりや腰痛だと思っていても、症状によっては医療機関での診察や検査が必要な場合があります。
そのため、当院では症状の経過や既往歴などを確認し、必要に応じて神経学的検査や整形外科的検査を行います。
その結果、カイロプラクティックによる施術が適切ではないと判断した場合には、医療機関への受診をご案内することもあります。
すべての症状に対して施術を行うのではなく、まず適切な対応を判断することも、検査の大切な目的の一つです。
一人ひとりに合わせた施術計画を立てるため
検査によって確認した情報をもとに、現在の身体の状態を分析・評価し、施術方針を検討します。
同じ肩の痛みであっても、関節の動きに制限がある方と、特定の動作で筋肉に痛みが生じる方では、必要な対応が異なる場合があります。
そのため、当院では特定の施術方法をすべての方に当てはめるのではなく、身体の状態や症状に応じて施術方法を選択しています。
また、施術後も身体の動きや症状の変化を確認し、必要に応じて施術内容や今後の計画を見直していきます。

検査を通じて、ご自身の身体を知る
検査は、施術者が身体の状態を把握するためだけに行うものではありません。
患者さんご自身が、現在の身体の状態を理解するためにも役立ちます。
「どの動作で痛みが現れやすいのか」
「どの関節の動きに制限があるのか」
「日常生活でどのようなことに気をつければよいのか」
こうした点を共有することで、ご自身の身体について理解を深め、日常生活でのセルフケアや運動を考えるきっかけにもなります。
さくカイロプラクティックが大切にしていること
当院では、痛みのある部分だけでなく、身体全体の状態を確認し、検査結果をもとに分析・評価したうえで施術方針を考えています。
もちろん、検査だけですべての症状の原因が明確になるわけではありません。
だからこそ、問診やさまざまな検査から得られた情報を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状態に合わせた対応を大切にしています。
また、検査結果や施術方針についても、できるだけわかりやすくご説明し、患者さんご自身にも身体の状態を理解していただけるよう心がけています。
身体の不調について気になることや不安なことがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。
皆様が安心して施術を受けられるよう、検査から施術、その後の経過確認まで、一つひとつ丁寧に対応してまいります。
副院長 塩原

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昨日から発生しておりましたインターネット予約システムの不具合について、復旧作業が完了し、現在は通常どおりご利用いただける状態となりました。
皆様にはご不便、ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
引き続き、よろしくお願いいたします。
さくカイロプラクティック
045-942-5080
背骨に関連の深い自律神経系を整えて、良質な睡眠へ回復させるケア。
朝までしっかりと寝たのにすっきりしない、目が途中で覚めてしまうなど感じている方は非常に多いです。
睡眠は人間にとって必要不可欠なものであり、体力や自然治癒力の回復、自律神経系の安定、筋骨格系の調整などに深い繋がりがあります。

睡眠の質を低下させてしまう要因は様々ありますが、その一つに背骨の状態に深い繋がりがある自律神経系(交感神経と副交感神経)の影響が関係しています。
交感神経とは
緊張している時や、運動した時に優位に働き血圧を上げたり、呼吸を速くする。
副交感神経とは
リラックスしている時や寝ている時に優位に働き、血圧を下げたり、呼吸を遅くする。
自律神経系がバランス良く機能することは、より良い日常を過ごすために重要。
自動車で例えるならば、交感神経はアクセルの役割、副交感神経はブレーキの役割となります。

近年、長時間のデスクワークによる不良姿勢、不規則な生活、食生活のバランスなど背骨や身体に緊張状態が続く環境が増加傾向を見受けます。
そのため、自律神経系のバランスが崩れることによって睡眠の質を低下、睡眠障害、夜中に目が覚めるなどのご来院者様が多くなりがちです。
なかなか眠れなく、病院に行って検査をしても身体には検査上は異常はないと言われてしまった方、睡眠障害にお悩みの方、睡眠薬を常用している方、どうぞカイロプラクティックのケアを試してみてください。
参考資料
1.睡眠と生活習慣病との深い関係 e-ヘルスネット(厚生労働省)
2.眠れなくなるほど面白い図解自律神経の話 順天堂大学医学部教授 小林弘幸 著
セミナー出席のため、下記の日程を休診とさせていただきます。
・院長 作田 10月18日(日)、19日(月)
・副院長 塩原 10月24日(土)
ご不便・ご迷窓をおかけいたしますが、なにとぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

連休明けは、「ぎっくり腰(急性腰痛)」でご来院される方が増える時期です。

「特に無理をした覚えはないのに、急に腰を痛めてしまった」
このようなお声も少なくありません。
しかし実際には、急に起こったように感じる症状の多くは、
日々の生活の中で少しずつ蓄積された負担が限界に達した結果として現れるケースがほとんどです。
今回は、皆さまのからだを健康に保つために24時間絶え間なく働いている「神経の働きと役割」と、急性腰痛との関係についてお伝えします。
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今月の記事の内容
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・なぜ神経系の働きが健康に重要なのか
・からだに不調が起こる理由
・長期連休と「ぎっくり腰(急性腰痛)」の関係
・カイロプラクティックで不調を未然に防ぐ
なぜ神経系の働きが健康に重要なのか
私たちの身体は、脳と神経を中心とした精密なネットワークによって成り立っています。
筋肉や関節の動きだけではなく、呼吸、姿勢の維持、体温調節、内臓の働きに至るまで、すべては神経系によって統合的にコントロールされています。
神経系は、足の裏から手の指先、背中から頭部に至るまで全身に分布する受容器(体温・姿勢・感覚・可動域などを感知するセンサー)からの情報を集約し、脳へ正確に伝達する役割を担っています。
その情報をもとに脳が適切な指令を出すことで、身体は環境の変化に適応し、安定した状態を維持しています。
神経の働きは、身体のあらゆる機能を支える土台。
カイロプラクティックでは、この働きが円滑に保たれている状態を非常に重要と考えています。

からだに不調が起こる理由
日常生活における姿勢の乱れ、慢性的な疲労、精神的ストレス。
こうした要因が積み重なることで、神経系の働きには少しずつ乱れが生じていきます。
その結果、身体は本来の反応を正確に示しにくくなります。
回復力や環境への適応力も、十分に発揮されにくい状態です。
これは、身体の調整機能がうまく働いていない状態であり、神経の情報伝達がスムーズに行われていないとも言えます。
重要なのは、症状の有無だけにとらわれないこと。
神経が正しく情報を伝達し、身体全体が協調して機能しているかどうかが大切なポイントです。
長期連休と急性腰痛(ぎっくり腰)の関係
長期連休などは、普段の生活リズムが大きく変わりやすい時期です。
長時間の運転や移動、睡眠リズムの乱れ、活動量の変化。
こうした変化によって、身体には普段とは異なる負担がかかります。
この影響は神経系にも及び、身体のバランスや動作のコントロールが乱れやすい状態へとつながります。
いわゆる「ぎっくり腰(急性腰痛)」は、何かの動作をきっかけに突然起こるように感じられます。
しかし実際には、その前段階として負担が蓄積しているケースがほとんどです。
姿勢の崩れ、関節の可動性低下、筋肉のアンバランス。
そこに神経系の働きの乱れが重なることで、身体は本来のスムーズな動きができなくなります。
その結果、わずかな動作でも過剰な負担がかかり、防御反応として急激な痛みが現れます。
ぎっくり腰は「突然起こるもの」ではありません。
日常の積み重ねと環境の変化が重なった結果として現れるサインです。
カイロプラクティックで不調を未然に防ぐ
カイロプラクティックケアは、強い症状が出てから行う対処的なものだけではありません。
身体のバランスや神経系の状態を定期的に評価し、問題が小さい段階で整えていく。
それが「予防」としての大きな役割です。
神経系の働きが安定すると、身体が本来持つ自然治癒力は発揮されやすくなります。
結果として、急性腰痛のようなトラブルのリスクを軽減し、より良いコンディションを維持しやすくなります。
身体のわずかな変化を見逃さないこと。
それが、不調を防ぐ第一歩です。
健康な状態を維持するためにも、カイロプラクティックを日々のケアとしてぜひご活用ください。

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