最近、首肩こりを強く感じると思うことはありませんか?
頭の重さは自分の体重の1/10と言われており
首が前に傾くほど頚椎にかかる負荷は増えます。
曲がる角度が15度になると12kg、30度で18kg、
60度では27kgの負荷がかかるとされています。
そのためパソコンやスマホ使用などで
長時間うつむいた姿勢でいると
頭の重さをうまく支えられずに
首肩周辺にかかる負荷も大きくなるため
「首肩こり」を強く感じてしまうという要因に繋がります。
しかし身体全体を見ていくと
頭単体の問題だけではなく
背中が丸くなり頭や首肩の位置が前に出ることで
脊椎や骨盤が後傾し猫背傾向になるため
肩、背中周辺の筋肉が常に緊張し引き起こされているという
二次的な要因も考えることができます。
首肩周辺だけをセルフケア(揉んだり、ストレッチなど)をしても
すぐに首肩コリを繰り返して感じてしまう場合は
カイロプラクティック・ケアをお役立てください。
背骨や骨盤の傾き、重心点の崩れなどを見つけ出し
脊椎と身体を繋ぐ神経系の働きを正常化させ
身体全体の負荷が掛かりにくい身体を作る手助けができます。
首肩こりでお悩みの方は
お気軽にご相談ください。
日々臨床を行っていると、
「カイロプラクティックを受けるようになってから
体調がとても良くなった」という
ありがたいお言葉をいただくことが多々あります。
なぜ、カイロプラクティックを受けるようになってから
体調が良くなったのでしょう。
そのメカニズムについてご説明したいと思います。
・神経系に対してアプローチが可能。
カイロプラクティックが他の代替医療に比べ
腰痛に対して優れた効果を発揮できるのは
筋肉や骨格だけではなく神経系に対して
アプローチ行うため、コリや痛みという
結果だけではなく、痛みが起きている
原因に着目できるからです。
いわゆるマッサージなどでは
筋肉を揉むことで凝り固まった筋肉をほぐす
↓
滞っていた老廃物や血液が流れる
↓
痛みやコリ感を和らげる。
確かに、これにより一時的に痛みから
解放されることがありますが、
筋肉が硬くなってしまった原因である
サブラクセーション(関節機能障害)に
アプローチしていないため
マッサージを受けてもすぐ戻ってしまう
という結果に繋がりがち。
腰痛の解決策として重要なことは関節と筋肉
そして神経系の機能を回復させることであり
それを行い初めて結果だけでなく
原因に対してもアプローチ出来たと
言えるのです。
・神経系への働きが腰痛に効果がある理由
私たちには、自らの力で身体の不具合を
調整する「自己治癒力」が備わっており、
この自己治癒力を最大限発揮するためには、
身体のあらゆる動きを調整している
神経系の働きが正しく機能して初めて
最大限に発揮されます。
カイロプラクティックケアでは、
この自己治癒力の向上を目指し
それを阻害しているサブラクセーション
を取り除く根本的な施術を行います。
予防、健康管理など根本的に体調を整えたいと
考えている方はどうぞご相談ください。
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多くのデスクワーカーの方は1日の時間を
座りっぱなしになりやすいく背骨や関節の動き、
運動量が極端に減っています。
そのため腰痛、肩こりなど筋骨格系の機能障害や
不眠や呼吸の浅さなど神経系の問題を
起こしやすくなりがち。
日本人は1日約7時間座っていると
言われ世界でもトップクラス。
さらに在宅ワークになってからは
生活の10時間以上座っていることも。
歩くことも自宅の中では少なくなり
運動量と共に関節面の柔軟性、
脊柱の可動性が減少するため
脳と身体を繋ぐ脊髄神経系、
自律神経系の働きも低下します。
デスクワーク姿勢を伴う仕事が
大半を締める現代では、
座りっぱなしの状態を助長し、
腰痛や肩こりという症状を抱える人が
多くなりがち。
近年、海外を中心とした腰痛と神経系に
及ぼす研究では、座り過ぎの姿勢が
病気の原因となることも指摘されています。
「座り過ぎは第二の喫煙」
という格言があります。
それだけデスクワークは身体の悪影響が
大きいということですね。
背中が丸くなることでの脊椎や骨盤が後傾斜
猫背傾向になるため、胸椎から腰部にかけて
重力の影響が椎間板と椎間関節へ障害を
引き起こしやすくなります。
そしてもう一つは、背骨は座る姿勢に関係なく
「座る」という行為だけで、立っているよりも
腰や背骨、骨盤への負担が大きくなるためです。
腰への負荷が立位のときに1とするならば
座位の姿勢は立位の1.4倍も腰へ負荷が掛かります。
(下記の表は姿勢によって椎間板への負担を示しています)
正しい姿勢で座っても腰への負担は、立位よりも
強くなりがち。その理由として、立位は足や膝などに
体重を分散できますが、座位は、それができず
腰や骨盤への負担が増加。
それにプラスして、前屈み(猫背)で座ると背骨に約3倍の
負担が掛かり、これが長時間続けば腰への負担は増加。
腰痛や肩こりを招く原因となることが想像できますね。
とはいっても、デスクワークをしないわけにはいきません。
そこでデスクワークの際に気をつけていただきたいのが、
体をなるべく一直線にすることです!
特に目印となる3点
・耳の穴
・肩
・太ももの付け根
が真っ直ぐであることが重要。
この3点が一直線に揃うと正しい姿勢となり、
体重を上手く分散できます。太ももの付け根は
「付け根の外側の骨」を意識してみてください。
この3点を意識的に作るには
・顎を軽く引く
・椅子に深く座る
・背もたれには背中を平行につける
・足の裏は床につける
これらも大事なポイントになります。
正しい姿勢をキープすると、背骨が理想的なカーブを
描きやすくなり、腰や背骨への負担を軽減。
最近ではデスクワーク姿勢を良くするための色々な
アイデアグッズも出ているので、それも効果的です。
ただし、慢性的に悪い姿勢が癖になっている人は
正しい姿勢を試みると最初は保つことに苦労します。
そんな時はカイロプラクティック・ケアを
お役立てください。脊柱を介して神経系・筋骨格系の
状態を整えることによって、良い姿勢を保ちやすい
身体を作る手助けができます。
デスクワークによる症状をお持ちの方は
お気軽にご相談ください。
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姿勢の重要性、背伸びはキレイな背骨を保つ
姿勢の悪さは背骨(脊椎)の動き、
筋肉や関節に点在するセンサー(固有受容器)が
正常に働きにくくなるため、不調の原因にも繋がります。
カイロプラクティックのケア、ピラティスのエクササイズは
背骨(脊椎)、筋肉、関節を正常な状態へケアをする
とても有効な方法です。
現在の健康と未来の健康のために
メンテナンスケアをしましょう。
・身体にあるセンサーとは?
私たちは
目を閉じていても身体の姿勢や
動き、および身体の部位の位置や感覚が分かるように
常に中枢神経(脳、脊髄)へと常に情報が送られています。
これらの感覚センサーを固有感覚受容器と言います。
運動を感知して脳に情報を送ることで
姿勢の維持や身体の運動に重要な役割を果たしています。
・固有感覚受容器が機能低下すると
関節(背骨、骨盤)や筋肉の動きが減り、
固有感覚受容器からの情報が減ると、
脳は危険と判断し、それを知らせるように
痛みや不調を引き起こす要因に繋がります。
尚、固有感覚の機能の低下は
関節や筋肉や腱が動く機会が
減少することによるところが大きいです。
・背骨を動かすことの重要性
さくカイロプラクティック、スパインピラティスでは
関節、筋、腱の固有感覚受容器と
脳に伝わる神経の機能が正常に働くよう
検査、分析、評価をもとに施術、レッスンを行います。
お困りの体調に関しては、お気軽にどうぞご相談ください。
監修者
塩原(副院長)
Yuhei(ピラティスインストラクター)
ゴールデンウィーク期間中の診療スケジュールは、下記の通りとなります。
【ゴールデンウィーク休診日】
・作田 院長:5月2日(金) 午後のみ休診
・塩原 副院長:4月30日(水)、5月1日(木)、7日(水)、8日(木) 休診
※上記以外の日程は、通常通り診療を行っております。
【通常休診日】
・作田 院長:火曜日 休診日
・塩原 副院長:月曜日・金曜日 休診日
皆様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
背骨に関連の深い自律神経系を整えて、良質な睡眠へ回復させるケア。
朝までしっかりと寝たのにすっきりしない、目が途中で覚めてしまうなど感じている方は非常に多いです。
睡眠は人間にとって必要不可欠なものであり、体力や自然治癒力の回復、自律神経系の安定、筋骨格系の調整などに深い繋がりがあります。
睡眠の質を低下させてしまう要因は様々ありますが、その一つに背骨の状態に深い繋がりがある自律神経系(交感神経と副交感神経)の影響が関係しています。
交感神経とは
緊張している時や、運動した時に優位に働き血圧を上げたり、呼吸を速くする。
副交感神経とは
リラックスしている時や寝ている時に優位に働き、血圧を下げたり、呼吸を遅くする。
自律神経系がバランス良く機能することは、より良い日常を過ごすために重要。
自動車で例えるならば、交感神経はアクセルの役割、副交感神経はブレーキの役割となります。
近年、長時間のデスクワークによる不良姿勢、不規則な生活、食生活のバランスなど背骨や身体に緊張状態が続く環境が増加傾向を見受けます。
そのため、自律神経系のバランスが崩れることによって睡眠の質を低下、睡眠障害、夜中に目が覚めるなどのご来院者様が多くなりがちです。
なかなか眠れなく、病院に行って検査をしても身体には検査上は異常はないと言われてしまった方、睡眠障害にお悩みの方、睡眠薬を常用している方、どうぞカイロプラクティックのケアを試してみてください。
参考資料
1.睡眠と生活習慣病との深い関係 e-ヘルスネット(厚生労働省)
2.眠れなくなるほど面白い図解自律神経の話 順天堂大学医学部教授 小林弘幸 著