デスクワークは身体に大きな負担をかける
現代社会では、パソコンを使用したデスクワークが中心となる仕事が増えています。
毎日長時間座っていることが当たり前になっていますが、実はこの「座る時間の長さ」が、私たちの健康に大きな影響を与えていることをご存じでしょうか。

日本人の1日の平均座位時間は約7時間とされており、世界でもトップクラスです。
特にここ20〜30年はパソコンやスマートフォンの普及により、座って過ごす時間がさらに増加しました。加えて、近年ではリモートワークの普及によって、自宅で長時間同じ姿勢を続ける方も少なくありません。
その結果、腰痛や肩こり、首の痛みなどを訴える方が増えています。
近年の研究では、長時間の座位行動がさまざまな健康リスクと関連することが報告されており、
「座り過ぎは第二の喫煙」
とも表現されるようになりました。
もちろん喫煙と同じという意味ではありませんが、それほど座り過ぎによる健康への影響が問題視されているということです。

なぜ座り姿勢は身体に負担がかかるのか
座り姿勢が身体に負担をかける理由は大きく2つあります。
① 猫背姿勢になりやすい
長時間座っていると、頭が前に出て背中が丸くなりやすくなります。
この状態が続くと、
・首や肩の筋肉の緊張
・背中の張り感
・腰への負担増加
・骨盤の後傾
などが起こりやすくなります。
② 座るだけでも腰への負担が増える
実は背骨や腰への負担は、姿勢だけでなく「座る」という行為そのものによっても増加します。
有名な研究では、立っている状態と比較すると、座っている状態の方が腰椎の椎間板へ加わる圧力が大きくなることが示されています。
さらに前かがみ姿勢になると、その負担はより増加します。
立位では足や膝にも体重を分散できますが、座位では体重が骨盤や腰部へ集中しやすくなります。
そのため、長時間のデスクワークは腰痛や肩こりの原因の一つになると考えられています。

デスクワークで意識したい姿勢のポイント
デスクワークを避けることは難しいため、まずは身体への負担を減らす工夫が大切です。
意識していただきたいのは、
・耳の穴
・肩
・股関節(太ももの付け根)
この3点が横から見て一直線に近い位置に並ぶことです。
この姿勢が保てると、頭の重さや体重を効率よく支えやすくなります。
さらに、
・顎を軽く引く
・椅子に深く腰掛ける
・背もたれに背中を軽く預ける
・足裏を床につける
といった点も意識してみましょう。
良い姿勢は身体の機能を支える
姿勢が整うことで、背骨本来のカーブを保ちやすくなり、腰や首への負担軽減につながります。
ただし、長年の習慣によって猫背や前かがみ姿勢が定着している場合は、正しい姿勢を取ろうとしてもすぐに疲れてしまうことがあります。
そのような場合は、筋肉や関節の柔軟性、身体の使い方、姿勢を支える機能そのものを見直していくことも大切です。

さくカイロプラクティックでは、背骨や骨盤の状態だけでなく、神経系や筋骨格系の機能を評価し、一人ひとりの身体の状態に合わせたケアを行っています。
デスクワークによる腰痛や肩こり、姿勢の崩れでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。