背中の痛みやコリは、骨盤、脊柱の歪みが原因になることが多い。
背部の歪みが強くなると、神経圧迫を引き起こし、だるさや疲労感がとれにくく深呼吸のしづらさも生じやすいです。
また、菱形筋、僧帽筋、広背筋などに萎縮が生じることでも、痛みやだるさを感じます。
特にデスクワーク作業や同じ姿勢が長時間続くような場合は、首、肩、背中の神経圧迫が強くかかりやすく、筋肉が萎縮しやすい。
また胸部、肋骨間に痛みを感じることがある(症状名・肋間神経痛)
痛みの感じ方は、チリチリやピリピリ、熱っぽさで感じることが多い。
当院は、健康管理、予防、リハビリとして
ピラティススタジオを併設しています。
カイロプラクティックとピラティスを一緒に受けることが可能です。
ご予約は電話、ネット予約どちらでもお受けしております。
「ピラティスとヨガは何が違いますか?」とご質問頂くこと多いです。
大きな違いとして挙げるならば「動きの中で得られる質」と考えられます。
ヨガ、ストレッチなど柔軟性、呼吸などを整えるエクササイズですが、
ピラティスは、さらに体幹、姿勢、バランスを自分自身が感じて
コントロールすることによって、より良い体調へ作り替えることが可能。
ピラティスは筋トレではありません
重いダンベルを持ち上げて鍛えていることも無ければ、
男女年齢問わず、筋肉の強さや量も関係ありません。
ピラティスメソッドは皆さんが、今まで感じたことの無い
身体の使い方で、今までとは違う自分の身体へ変われるように
インストラクターが導きます。
フィットネスや筋トレの部位はアウターマッスルが中心ですが、
ピラティスメソッドで使う部位はインナーマッスルという
脊柱(背骨)に一番近く、体の深い部分で
人間の全ての動きに関連する重要なポイントです。
ピラティスは背骨の椎体一つ一つに意識を向けてインナーマッスルの
微細な部分へ深く集中した状態を作り身体の神経と脳神経を結び付け、
心と身体を一つにします。
これこそがピラティスメソッドの醍醐味である「コントロロジー」
創始者、ジョセフ・ピラティスが唱えた「こころと身体を繋ぐ」
哲学でもあります。
運動が苦手な方、もちろんピラティスが初めての方でも効果的に
体の変化を感じてもらえるようにピラティスのエクササイズは
考えられています。他のエクササイズでは得られません。
誰でもチャレンジが可能で、誰でも自分の力で素晴らしい
身体に変わることの出来るピラティス。
スタジオで皆さまをお待ちしております
現代社会はパソコンなどデスクワーク中心の業務が
多くなりがちです。デスクワーク(座り姿勢)は
想像以上に身体への負担が強いことをご存じでしょうか。
日本人の1日座っている平均時間は約7時間と言われ、
世界でもトップクラスです。ここまで座りっぱなしの
生活になったのは、いつ頃からでしょうか?
実は世界的に50年前くらいからであり、特にパソコンが
一般に浸透した20年ほど前から一層悪化しました。
コロナ禍においてリモートワークへ変わったことも
背部痛、腰痛を助長させる要因であると言えます。
デスクワーク姿勢を伴う仕事が大半を締める現代では、
座りっぱなしの状態を助長し、腰痛や肩こりという
症状を抱える人が多くなっています。
さらに、最近の研究では座り過ぎの姿勢が
病気の原因となることから
「座り過ぎは第二の喫煙」
とまで言われているほど。
そもそもなぜデスクワーク姿勢は健康に
良くないのでしょうか?
一つは、背中が丸くなることでの猫背や骨盤が倒れ
やすくなり、腰に負担がかかりやすいということです。
そしてもう一つは、背骨は座る姿勢に関係なく
「座る」という行為だけで、立っているよりも
腰や背骨、骨盤への負担が大きくなるためです。
腰への負荷が立位のときに1とするならば
座位の姿勢は立位の1.4倍も腰へ負荷が掛かります。
(下記の表は姿勢によって椎間板への負担を示しています)
正しい姿勢で座っても腰への負担は、立位よりも
強くなりがち。その理由として、立位は足や膝などに
体重を分散できますが、座位は、それができず
腰や骨盤への負担が増加。
それにプラスして、前屈み(猫背)で座ると背骨に約3倍の
負担が掛かり、これが長時間続けば腰への負担は増加。
腰痛や肩こりを招く原因となることが想像できますね。
とはいっても、デスクワークをしないわけにはいきません。
そこでデスクワークの際に気をつけていただきたいのが、
体をなるべく一直線にすることです!
特に目印となる3点
・耳の穴
・肩
・太ももの付け根
が真っ直ぐであることが重要。
この3点が一直線に揃うと正しい姿勢となり、
体重を上手く分散できます。太ももの付け根は
「付け根の外側の骨」を意識してみてください。
この3点を意識的に作るには
・顎を軽く引く
・椅子に深く座る
・背もたれには背中を平行につける
・足の裏は床につける
これらも大事なポイントになります。
正しい姿勢をキープすると、背骨が理想的なカーブを
描きやすくなり、腰や背骨への負担を軽減。
最近ではデスクワーク姿勢を良くするための色々な
アイデアグッズも出ているので、それも効果的です。
ただし、慢性的に悪い姿勢が癖になっている人は
正しい姿勢を試みると最初は保つことに苦労します。
そんな時はカイロプラクティック・ケアを
お役立てください。脊柱を介して神経系・筋骨格系の
状態を整えることによって、良い姿勢を保ちやすい
身体を作る手助けができます。
デスクワークによる症状をお持ちの方は
お気軽にご相談ください。
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首、肩、背中の慢性的な重だるさ 30代男性
◎来院者様の体調
10年ほど前から首、肩、背中の重だるさを感じ、
年末の忙しさのあとから辛さが増している。
特に左首と肩甲骨周辺の辛さが強い。
首、肩を動かしての痛みは無いが
スムーズに動かないような可動性に硬さを感じる。
起床時とデスクワーク中に可動性の硬さを
感じることが多くなりがち。
◎初診時の症状
・頸椎6番 サブラクセーション(脊椎分節機能障害)
・胸椎5、6番 サブラクセーション(脊椎分節機能障害)
◎検査および施術
動作検査、可動検査にて首の左右回旋、後屈にて
頚部の筋緊張と可動制限がありました。
施術は全体の筋緊張を緩和できるように施しつつ
頚椎のサブラクセーションを取り除く調整を
行いました。
再度動作検査を行ったところ可動制限が減り、
身体全体の緊張感も緩んだそうです。
◎説明・アドバイス
身体の良変化を保ちやすくさせるために
次回の来院は5日以内にお勧めしました。
2回目は3日後にご来院いただき
治療後の感覚は今までに無いほど
首から背中が軽く感じて楽になったとの
コメントをいただきました。
お仕事中やご自宅にてできるストレッチをお伝えしました。
カイロプラクティック・ケアと一緒に
ご自身でのセルフケアを行いつつ
現在も定期的な治療へご来院いただいています。
こんにちは 倉知です。
一月に入り、ますます寒さが厳しくなってきましたね。
インフルエンザも流行の時期を迎えているので、
体調には十分気を付けてください。
症例報告をご紹介したいと思います。
◎来院者様の体調
姿勢の悪さが原因で、肩や腰が凝りやすさが
強くなっていると感じご来院。
既往として数年前に立てなくなるほどの腰痛があり
整形外科にてレントゲン、MRIを撮るも
特に異常なしと言われた。
趣味で楽器演奏をしているが、楽器を持って
座っていると、肩全体にコリ感、痛みがある。
◎検査および施術
施術前に写真を使用した姿勢分析を行うと、
頚部の位置が前方変位しその結果として、
顎が上がるような姿勢になっていた。
また、胸椎の後湾も強く背中全体が
丸まった姿勢(猫背)になっている。
可動検査と触診では、体幹を後屈させる時に
左腰に痛みと背中全体のハリ感があり
左の仙腸関節、中部胸椎、上部頸椎に
それぞれ制限を見受けた。
特に左の仙腸関節には圧痛も強く
筋力検査(MMT)にて骨盤に付着する
筋肉へ弱化が見られた。
検査結果を踏まえ、姿勢改善のためには
脊柱全体に対するアプローチを中心に
骨盤、胸椎、頸椎のサブラクセーションに対して
調整を行い、前方に移動している重心を
正しい位置に戻せるように施術行った。
◎説明・アドバイス
初回治療後、頚部の位置がより後方になり
顎がより引けるような姿勢になった。
また、自宅で行うホームエクササイズとして
タオルを使用したストレッチを勧め
ご自身でも調整後の姿勢をキープすることが
重要であることを伝えた。
現在は、月に一度良い姿勢を維持するために
メンテナンスでご来院されている。
◎ 担当・倉知の解説
この方のように、姿勢が原因で肩こり・腰痛を
訴える方は多くいらっしゃいます。
もし、身体の不調でお悩みの方は
どうぞお気軽にご相談ください。
ご来院お待ちしております。
さくカイロプラクティック
横浜市都筑区茅ケ崎中央44-14
ミヨシビル3階
tel 045-942-5080(予約制)
インターネット予約は24時間
https://sakuchiro.com/archives/696
ホームページからお受けできます。
◎問診
5、6年ほど前から首の硬さを感じ、
背中の肩甲骨周辺にも痛みを感じる。
腰はぎっくり腰に近い痛みがあり、
時々右側の手足が痺れることがある。
◎初診時の症状
・右仙腸関節、腰椎1番、2番
サブラクセーション。
・胸椎1番、頚椎4番、5番、7番
サブラクセーション。
◎施術
動作検査は首左回旋にて首全体の痛み、ハリ。
腰右回旋にて痛み、前後屈では痛みなし。
PMM(プレマニュピィレーティブメソッド)
頚椎から胸椎周辺の
筋肉の萎縮を取り除くと同時に
腰部の筋肉の萎縮も取り除く。
サブラクセーション(椎体関節機能障害)を
取り除くアジャストメントを行い、
施術後の検査では動作の痛みが軽減した。
間隔を詰めた施術をお勧めし、
5回目の施術後には右手の痺れ、
腰の痛みもほぼなくなりました。
その後、首・肩の痛みも軽減し、
来院間隔を1週間に一度、
2週間に一度と徐々にあけ
全体のバランスを調整し、
今は通常通りの生活をされています。
◎説明・アドバイス
デスクワークの多い患者さまには、
疲労とともに筋肉の萎縮が強くなるため、
ご自宅のストレッチと職場では30分に一度、
デスクから立ち上がり歩いてもらうように
おすすめしました。
また、寝違えのようなときは温めるのではなく、
冷やすようにすることも同時に説明しました。
現在は強い痛みはなく、
楽に生活ができているそうです。