
症状と原因
脊椎の機能的な問題が身体に影響を及ぼす
背骨(脊柱)は脳から末梢へと神経伝達を行う、脊髄神経を守る鎧であり、カイロプラクティックケアでは最も重要視される身体の部分である。
脊柱は身体の中でも特別な役割を司る椎体の集合体です。
集合体と表現したのは、背骨が一本の棒のような単一の骨ではなく
頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個からなる24個の椎体が繋がった関節機能の集合体だからです。
身体全体、手先足先が動くように脳から指令が出たとき脊椎の中に通っている脊髄神経から末梢神経へシグナルが伝達されます。
身体が正常な状態の時には動きがスムーズです。
過労、睡眠不足、ストレス、急激な運動、同じ姿勢、同じ作業による身体への負荷など身体が続くと脊柱筋の過緊張、脊椎の歪みが神経伝達を障害。
骨格の歪みは脊髄から枝分かれした各椎体の神経分節部へ伝導障害を起こし、筋緊張や本来自分の持っている自然治癒力が低下するため肩こり、腰痛などの不調を感じさせる。
カイロプラクティックが根本から改善する施術と言われる所以は背骨と神経系に着目し椎体の歪み(サブラクセーション)こそが病気の原因であると捉え、アジャストメント(調整)を用いて体調を改善させる自然療法だからです。
症例実例
脊椎、骨格の歪みとズレ(20代男性) 担当:塩原2016.03.01
◎来院者様の体調
・姿勢を改善したい、猫背の解消。
・歩いているときに骨盤の歪みがあるように感じる
・首こり、肩こり、重だるさあり
◎初診時の症状
・骨盤のズレ、胸椎部に後方変異(猫背になりやすさ)
・胸椎の歪みから肩甲骨の可動制限
・内外菱形筋の萎縮が強い
◎施術
・マニュピレーション、関節もビリゼーションにて筋肉の萎縮を緩和
・からだ全体の歪みを整え正しい姿勢に戻すアジャストメント。
施術後、カラダ全体スッキリとした感覚と猫背が伸びた感覚。
◎説明、アドバイス
4回目まで短い間隔にてご来院、その後体調が保てる日数を見定めつつ
間隔を開けるようにしました。
現在は体調管理と予防を兼ねて1ヶ月の間隔でバランス調整。
ストレッチ、ウォーキングを行いつつ、お仕事や生活にて
同じ姿勢が続いた後は背伸び1分ほどお勧めしました。
脊椎、骨格の歪み(20代、女性) 担当:院長2016.03.01
◎来院者様の体調
・1~2年前から骨盤の歪み気になる
・痛み少ないが猫背が気になるため施術を希望
・首こり、肩こり、重だるさあり
◎初診時の症状
・腰椎1、2番のズレ(サブラクセーション)による神経圧迫
・骨盤のズレ、歪みあり
・頸椎6、7番のズレ
◎施術
・動作検査での痛み少ないが、触診にて全体のサブラクセーションを確認
・ズレと同時に筋肉の萎縮を取り除くマニュピレーションを行いました。
・サブラクセーションを取り除くため、アジャストメントを行う。
施術後、カラダ全体スッキリとした感覚と背中が伸びた感覚あり
◎説明、アドバイス
強い痛みはないが、骨格のズレ、歪みと筋肉の硬さが強かったため、戻り方も早いと考え
最初の数回は、間隔を詰めての施術をお勧めし、3日後、10日後と施術をした。
今では1~2ヶ月の間隔でバランス調整をされている。
(アドバイス)
お風呂上がりのストレッチや同じ姿勢が続いた後はカラダを動かしてみることをお勧めした。
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